神代医院
平成6年1月6日に地域及び九州大学、福岡大学両大学病院で私が治療をした患者をフォローする目的で福岡市早良区荒江二丁目にて開業致しました。その後、胃がん・大腸がん乳がんの新患患者が増えまして紹介すべき両大学病院にもご迷惑をおかけするため、現在の荒江四つ角に有床診療所を開設致しました。今では毎週一例以上のがん疾患の患者様などの診断治療ができております。その他にも大腸がん、乳がん、胆石等の疾患を診断治療しております。病気のため1年間入院を休んでおりましたが平成28年10月度より入院手術を再開し、月に2例の全身麻酔の手術を行い、残りの患者様は九州大学病院または国立九州がんセンター、更には福岡大学病院で治療を行っております。また、大病院での手術後落ち着かれました患者の術後加療も行い、無事退院して戴いております。 平成28年10月より、長男 神代竜一医師が九州大学第二外科・大分県立病院がんセンターより当院に院長として着任致しました。外科の医師二人及び九州大学病院外科医師、福大筑紫病院外科医師とのチームで皆様の病気の診断・治療について検討した上で安心した医療が実施できるよう努力しております。
CT画像診断
CT結果の診断は当院の医師団と九州画像センターの九州大学医学部放射線科医師との二重の読影により診療を行っています。
お知らせ
患者さまへ
受診される際は出来るだけ絶食で午前中にお越し頂くことで必要な検査をスムーズに行えます。
外来予約制について
患者によっては予約制を要望される事が有りますが、現在のところ実施しておりません。できるだけ皆様のご要望に添えますように検討中です。皆様に不便をおかけすることをお許しください。
腹痛で来院された患者さんへ
腹痛で来院された患者には、検尿をお願いしております。
診療
腹痛・胸痛等我慢しないで出来るだけ午前中に受診して下さい。午後に発病した場合は仕方ありません。狭心症、心筋梗塞、ぜんそく、急性の意識障害の際は、遠慮せずに来院下さい。なお急変の起こることは仕方ありませんが、かかりつけ患者については時間外も診療可能です。
神代医院の検査につきまして
胃透視と胃カメラについて
胃透視は胃潰瘍や胃癌の影を映して診断します。胃カメラは胃の中に直接内視鏡を入れて病変をみて診断します。小さな病変から大きな病変までは胃カメラではより精度の高い組織検査が可能で有り第一の検査です。
ですが、皆様がご存知の通りカメラが口から食道に入り、苦しいというイメージから胃カメラを敬遠する方が多いようです。しかし当院では、苦しさを省く為、鎮静剤を使用して胃カメラを行っております。患者が安心して胃カメラが出来るようにしています。
大腸検査(大腸癌検便検査、大腸内視鏡検査)
大腸の検査は検便検診、バリウムによる注腸透視、大腸内視鏡検診を行っております。貧血で来院された患者には白血病・婦人科疾患がない症例では大腸内視鏡検査・胃カメラ検査が一般に普及しております。大腸内視鏡検査はオリンパス大腸ファイバーを使い、鎮静剤を使い炭酸ガスを用いる為、痛みも少なく短時間で終了できます。但し、予約制です。
乳癌検診について
近年日本における乳癌患者の増加が広く知られるようになりました。30代後半以降の乳癌好発年齢になれば、乳癌検診をうけることにより、乳癌患者の死亡を減少させることができます。乳癌検診は市の補助を受けることができる市民乳癌検診と健康保険・国民健康保険での乳癌検査があります。 市の補助のある乳癌検診は40歳から50歳未満の女性ではマンモグラフィー検査は2方向撮影、50歳以上の患者ではマンモグラフィーも一方向撮影であり、そのために、50歳以上の初回検診では、市の補助のある乳癌検診でなく健康保険による乳癌検診を勧めます。一方向撮影でなく二方向撮影であるため、1000円程度支払が高くなりますが、安心できる検査となります。 当院ではマンモグラフィーによる乳がん検診とエコーでの乳腺検査を行っております。 マンモグラフィーは予約制を原則的には取っておりませんが、お電話で確認の上、来院するようにお願いします。また込み合う事も多い為、早めの来院をお勧めします。 一般に、乳癌検診はマンモグラフィーと乳房超音波検査を組み合わせ行いますが、乳房超音波検査は別の日に予約し受診下さい。ご協力お願い致します
肺癌の早期発見のために
一般に胸部レントゲンを年1から2回撮影することで肺炎、肺癌、結核等の検査が行われてまいりました。近年日本でも肺癌が著しく増加しており肺癌について胸部レントゲン撮影で診断できた時には一般に手遅れであることが多くあります。 肺癌で死亡しない為には、早期発見が第一であることがわかっております。癌早期発見のために自主的に胸部ヘリカルCT検査が必要と当院からお勧めします。詳しくはご相談ください。
肝臓がん
肝臓がん、胆嚢がん、膵臓がんの検査には腹部超音波検査及び腹部造影CT検査を用います。
骨粗鬆症の検査
骨量測定
閉経後の女性はホルモンバランスの変化により、骨量が低下し、骨粗鬆症になりやすくなります。閉経以降の女性で腰が曲がった人、大腿骨骨折し手術をした人が周りにいると思います。この原因は骨粗鬆症であり、早めに診断し、治療を行えば、このようなことが回避できます。骨粗鬆症の診断にはレントゲン検査、骨密度の評価が大切です。骨密度の検査には世界保健機構が認めている方法での検査が必要です。しかし測定器械が高額なため、日本では施設に」器械があまりなく、簡便法が多く用いられています。当院では平成29年4月より世界保健機構が認めている方法で(MXD方式)検査可能となりました。骨粗鬆症と診断された場合、内服薬、日光浴、牛乳の摂取など簡単な治療で予防することができます。その他の検査
順次ご紹介して参ります。
当院の医療器械につきまして
| OLYMPUS「EVIS LUCERA ELITE」 ■上部内視鏡検査(胃カメラ) ■下部内視鏡検査(大腸ファイバー) |
超音波診断装置 | GE LOGIQ S8 with XDclear アメリカのGE製作所の世界的超音波診断装置を使用し、心臓超音波診断、乳房超音波診断、頚部甲状腺疾患、腹部超音波診断、前立腺超音波診断の行うことが可能です。またこの器械を用いて超音波下に針生検も可能であり、診断・治療に有効です。心臓の弁膜異常、肝臓がん、膵臓がん、胆石症の診断、乳癌の診断にも超音波検査が有効です。また超音波検査による前立腺の評価、治療に有効で安価な薬を使用できるようになります。 |
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CT装置 | 東芝「Asteion」 胸部検査をする際、0.75秒の高速スキャンにより、1回の息止め(30cm領域を20秒強、スクリーニング目的なら10秒強)で撮影を終了することができます。このため、患者の負担を大きく軽減することができます。さらに、連続撮影に最適な熱効率の良いヘリカルCT用X線管球を搭載しているので、待ち時間を不要とし、多くの患者をすばやく検査することができます。さらに、患者への被曝も重要な開発要素として捉え患者被曝の原因となる低エネルギーX線を大幅にカットするX線フィルターを新規開発し搭載してます。 |
自動血球計数装置 | FUKUDADENSHI LC-660 フクダ電子自動末梢血算定装置 即時の結果からの迅速な診断を行うことで、全血吸引量10μL、約60秒で、測定時間は約60秒、肺がん、肝臓がん、膵臓がん胆石などの提供が可。 |
骨密度測定装置 (DEXA) |
アロカ DCS-900EX 腰椎と大腿骨を測定が出来るコンパクトな骨密度測定装置です。 骨密度測定(DEXA)とは、2つのエネルギーを持つX線を利用して骨密度を測定する検査です。 |
マンモグラフィ(乳房X線撮影装置) | GE 800ST Lune GE社のマンモグラフィー(乳房撮影装置)を使用しデシタル主力装置による最新の乳がん診断ができるようになりました。必要であれば、乳房超音波か針生検そして、乳がんが疑わしければ吸収画像センター(福岡市中鉱区天神)での乳房MR検査が引き続き可能であります。 |
心電図検査装置 |
フクダ電子機器の多機能心電図形カーディマックスによる自動診断が可能です。 |
手術装置 | 日立メディコ M-420-32 |
電気メス | 日本コヴィディエン(株) ForceTriad 高周波メス、超音波凝固切開装置、リガシュア凝固切開装置で丁寧な手術を行っております。 |
超音波手術器 | Harmonic スカルペル |